≪復讐の剣【4】≫

2003年12月12日
≪復讐の剣【4】≫
at 2003 12/02 22:15 編集

  最後の流派は華山流だった。華山流の君子剣は見えない動きで人を殺すというものだ。

  華山流の当主は岳大侠で、当代きっての君子だった。李玉函が来意を説明したが、岳大侠の答えは全くちぐはぐだった。ただ昔を思い出して、若いころは李玉函は彼のあこがれだった。まだ当時の面影は残っている。などと答えていた。

  李玉函は言った。「わたくしなどすでに盛りを過ぎた花、もし岳親分がお嫌でなければ、摘んでいただいてもかまいませんのよ。」

  岳大侠はその場で私を教え始めた。

  ある日、李玉函は言った。「もう山を降りて10数年。お前の武術の修練はいったいどれくらい進んだのか?」彼女は私に1枚の紙を渡した。紙には名前がいっぱい書いてあった。彼女は「杜天舒を殺すとき、まずこの名簿にある人間を殺すのです。もしお前が彼らの手にかかって死んだら、おまえの武術は本物ではないということです。杜天舒のところへ行っても死ぬということなのです。もしお前が彼らをすべてかたづけて、まだ死んでいなかったら、戻ってきなさい。私はここでお前をずっと待っています。」と言った。

written by 馨香
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