ひょっとしたらこの悩みのせいで別の突破口を探していたのか、恋愛時代に戻ったような感覚が麻薬のように理性を麻痺させたのか、彼とMとの関係は次第に深まり、危険になっていった。そしてそれが崩れそうになったとき、私に一息つく暇はなかった。彼はまた別の袋小路に入り込もうとしていたのだ。彼の目の前に別の“西施(春秋時代の美女の名)”が現れた。それは、彼の同級生だった。転移療法がおそらく望ましかったのだろう。しかし、彼は目の前の急場しのぎしか考えていなかった。私はもともと人の自由を制限するのは好きではない。かつてあんなに命がけで愛してくれた夫が、かつて純潔を守って悪に近づかなかった夫が、どうして1年ちょっとの間に濁り水の中の放蕩者になってしまったのか?私は本当に失望した。

written by 紙片児
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