小柔は泣きわめいたりしたことはなく、静かだった。私が彼女を呼ぶとまばたきをしながら私を見た。そして私に笑いかけた。私は毎晩お母さんが教えてくれた童謡を歌ってやった。「虫が飛ぶ 虫が飛ぶ あなたは今誰を思っているの……。」

  小柔が四歳のころ、私の子分になった。私は放課後家に帰ると彼女は私の服のはしっこを引っ張っていつも離れなかった。

  私は彼女を連れて山の上で男の子たちと野戦を戦った。しかし彼らは小柔を参加させず、彼女に向かって「唖巴(口のきけない人)、唖巴。」と叫んだ。私はこぶしを振り上げ突っ込んで行き、彼らともみくちゃになった。「彼女はボクの妹だ。彼女は小柔って言うんだ。」

written by 羊子??
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