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  この4月の最後の日、私はとうとう手術室に運び込まれた。

  3年前、医者は私を骨肉腫と診断していた。もう残り少ない命だと。手術の成功の確率は数%だった。そして今、私にはもう恐れることはない。たとえ1%の確率でも、頑張ってみようと思う。だって、如眉が言ってくれたのだから。ボクはきっとだいじょうぶだ、と。

  無酸素病棟の明るい窓ガラスの向こうに、小雨が私に手を差し伸べているのが見えた。私の手をたたこうとしているのだ。私は笑った。

  窓の外、この季節ずっと降り続けた雨がやんだ。

written by 連鋒
http://wind.yinsha.com/letters/show.phtml?aid=2004031315545107

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