不識時務(客観情勢を知らない、時流に鈍感である)
2004年11月28日 連載 東漢時代献帝のころ、政権は完全に民衆掌握能力を大臣に握られ、漢王室はすでに危機状態にあった。皇帝の子孫として劉備は漢朝の危機を救うチャンスをうかがっていたが、なかなかよい拠点を探せないでいた。
ある日、彼は当時の才学を備えていた隠遁者、司馬徽をはるばる訪れて行った。司馬徽は彼の誠意に動かされて、事情を詳しく聞いた上で劉備に言った。「あなたがチャンスに恵まれないのはあなたを助ける人材がいないからです。」劉備はしばらく考えたがよくわからず、尋ねた。「私を助けてくれる者たちはとても才能がある。糜竺と簡雍のふたりは文官として優れ、張飛と関羽のふたりは武官として優れている。彼らはみな優秀な人材だ。」司馬徽は微笑んで言った。「彼らはたしかに潜在能力はあります。ただ惜しいことに経験不足の若者たちなのです。時事に疎く、どのように時代の潮流に乗っていけばよいかを知らないのです。だから、あなたは人の心、物事の道理をよく理解し臨機応変の知恵を持つ人物を探さなければなりません。その人物に助けてもらってこそ、天下統一という大事業を成し遂げることができるのです。
http://history.1001n.com.cn/news/news.asp?id=193
ある日、彼は当時の才学を備えていた隠遁者、司馬徽をはるばる訪れて行った。司馬徽は彼の誠意に動かされて、事情を詳しく聞いた上で劉備に言った。「あなたがチャンスに恵まれないのはあなたを助ける人材がいないからです。」劉備はしばらく考えたがよくわからず、尋ねた。「私を助けてくれる者たちはとても才能がある。糜竺と簡雍のふたりは文官として優れ、張飛と関羽のふたりは武官として優れている。彼らはみな優秀な人材だ。」司馬徽は微笑んで言った。「彼らはたしかに潜在能力はあります。ただ惜しいことに経験不足の若者たちなのです。時事に疎く、どのように時代の潮流に乗っていけばよいかを知らないのです。だから、あなたは人の心、物事の道理をよく理解し臨機応変の知恵を持つ人物を探さなければなりません。その人物に助けてもらってこそ、天下統一という大事業を成し遂げることができるのです。
http://history.1001n.com.cn/news/news.asp?id=193
コメント