春秋時代、晋平公は頭がよく能力のある人物を探して南陽県の県令を任せるつもりだった。そのため、彼は大夫の祁黄羊を呼び、ふさわしい人物を推薦させようと思った。しかし、意外にも祁黄羊は因縁があるにもかかわらず自分の敵の解狐を推薦した。

 またあるとき、晋平公が軍の統帥の職を勇敢で戦上手な人物に任せようとしていた。彼はそれを知ると、自分の息子の祁午を強く推した。他人が何を言おうと全く気にかけなかった。
 
 相手と自分の関係がよかろうが悪かろうが、適切な人選でありさえすれば、彼は躊躇なく推薦したし、彼が推薦する人物は実際適任だった。それがまた、祁黄羊の人物眼のよさを証明することにもなった。その後孔子はその噂を聞き、祁黄羊がその人の才徳だけを基準に人材を推薦し、相手が自分と敵対し仲が悪い人間であろうが、血のつながった息子であろうがかまわず、まさしく「公のために尽くし、私事を顧みない」という言葉通りだ、と絶賛した。

http://history.1001n.com.cn/news/news.asp?id=192

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