漢高祖劉邦は開国の後、功臣にそれぞれ領地を与え王とした。しかしこれらの王侯は地方に強い権力を持っており、謀反を起そうとする者までいた。そこで漢高祖は一人また一人と彼らを滅ぼしていった。
 漢室の基礎を固めるため、漢高祖は同族の者を封じるのにも力を入れた。同姓の諸侯の数が増えたので、漢景帝のころになると、呉王を中心とする七国の乱が勃発した。景帝は周亜夫を遣わしてそれを討たせた。反乱は平定されたが、同姓の諸侯の存在は依然として漢朝の支配を脅かしていた。漢武帝のころになると、中央集権の基礎固めをするため、領地削減の政策が採られた。それは王侯の勢力を弱め、さらに一歩進んだ行動を起そうというものだった。この動きを見て諸侯たちを慌て始め、漢武帝に上申した。「我々は漢王室と血脈が繋がっております。先帝は領地を犬の牙のように入り組んでジグザグに配置されましたが、これによって我々は力を合わせて漢室を守ることができ、武帝様には手加減していただけるようにしたのです。」すると、漢武帝はその後、“推恩令”を発して、諸侯の領地を彼らの子弟に分け与え、実質的に各諸侯の勢力を弱め、中央集権を堅固なものにしたのだった。
http://history.1001n.com.cn/news/news.asp?id=190

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