Opening Talk from 情感世界(9/12)
2005年9月13日 情感世界 コメント (2)先日、短いお話をとても興味深く読みました。
お百姓さんが1頭のロバを引いて行くお話です。
ロバがうっかり古井戸の中に落っこちてしまいました。
ロバは井戸の中で悲痛な叫び声を上げていました。
お百姓さんは知恵を絞りましたが、
ロバを助ける方法を思いつきません。
しかたなく放っておくことにしました。
お百姓さんは思いました。
「どっちみちこのロバは年寄りだから、
一生懸命になって助け出す値打ちもありゃしない。」と。
ただ、この井戸の口は
土でふさいでしまわなければなりません。
ロバの死臭が漂ったりすると困りますから。
そこで、お百姓さんはたくさんの人を呼んで来て、
ロバを埋めてしまうことにしました。
最初の鍬の土を放り込んだそのとき、
ロバは自分の置かれている境遇を理解して、
悲惨な泣き声をあげ始めました。
しかし、意外にもすぐに静かになってしまいました。
お百姓さんは不思議に思って、
井戸の中をのぞきこみました。
目の前の光景を見て彼はびっくりしました。
井戸に放り込んでいる土はロバの背中にあたると、
ロバはその土を振り払ってわきに落とし、
その土の上に登っているのでした。
こうしてロバはみんながロバの体の上に
放り込んでいる土を
全部井戸の中に振り払って、
さらに登ってきます。
そうこうしているうちに、
このロバは井戸の口のところまで登ってしまいました。
そしてみんながあっけにとられている目の前で、
さっさと逃げ去ってしまいました。
でも、私たちが生きていく上で、
ときにはどうしてもお話のロバのように、
古井戸に落ちてしまうことがあります。
いろいろな土をかけられるかもしれません。
しかし古井戸から逃げ出すための秘訣は、
土を払いのけ自分がその上に
登ってしまうことだったのです。
こうして土を自分の足場にしてしまうことで、
私たちはもっと高いレベルに達することができます。
こんな心構えと
「楔而不舍(くさびを打ち込んだら、途中でやめない)」
の精神さえあれば、
たとえとても深い井戸に落ちようとも、
私たちは無事脱出することができるのです。
そう思いませんか?
≫中国語放送文
http://yujinxiang.exblog.jp/d2005-09-13
お百姓さんが1頭のロバを引いて行くお話です。
ロバがうっかり古井戸の中に落っこちてしまいました。
ロバは井戸の中で悲痛な叫び声を上げていました。
お百姓さんは知恵を絞りましたが、
ロバを助ける方法を思いつきません。
しかたなく放っておくことにしました。
お百姓さんは思いました。
「どっちみちこのロバは年寄りだから、
一生懸命になって助け出す値打ちもありゃしない。」と。
ただ、この井戸の口は
土でふさいでしまわなければなりません。
ロバの死臭が漂ったりすると困りますから。
そこで、お百姓さんはたくさんの人を呼んで来て、
ロバを埋めてしまうことにしました。
最初の鍬の土を放り込んだそのとき、
ロバは自分の置かれている境遇を理解して、
悲惨な泣き声をあげ始めました。
しかし、意外にもすぐに静かになってしまいました。
お百姓さんは不思議に思って、
井戸の中をのぞきこみました。
目の前の光景を見て彼はびっくりしました。
井戸に放り込んでいる土はロバの背中にあたると、
ロバはその土を振り払ってわきに落とし、
その土の上に登っているのでした。
こうしてロバはみんながロバの体の上に
放り込んでいる土を
全部井戸の中に振り払って、
さらに登ってきます。
そうこうしているうちに、
このロバは井戸の口のところまで登ってしまいました。
そしてみんながあっけにとられている目の前で、
さっさと逃げ去ってしまいました。
でも、私たちが生きていく上で、
ときにはどうしてもお話のロバのように、
古井戸に落ちてしまうことがあります。
いろいろな土をかけられるかもしれません。
しかし古井戸から逃げ出すための秘訣は、
土を払いのけ自分がその上に
登ってしまうことだったのです。
こうして土を自分の足場にしてしまうことで、
私たちはもっと高いレベルに達することができます。
こんな心構えと
「楔而不舍(くさびを打ち込んだら、途中でやめない)」
の精神さえあれば、
たとえとても深い井戸に落ちようとも、
私たちは無事脱出することができるのです。
そう思いませんか?
≫中国語放送文
http://yujinxiang.exblog.jp/d2005-09-13
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